
皆さんこんにちは!
有限会社銅春、更新担当の中西です。
さて今回は
~一人前までの道のり~
ということで、建築板金の現場で働く若者が、職人として自立するまでのステップを、リアルに解説していきます。
建築板金は、屋根や外壁、雨樋、笠木などを金属で加工・施工する仕事です。雨風を防ぎ、美観を整え、建物の寿命を守る「職人技」が求められます。その一方で、機械では代替できない“現場対応力”が重要なため、一人前になるまでには時間と経験、そして精神的な成長が不可欠です。
目次
金切りばさみ、ハンマー、折り機、ハゼ締め機などの名称と用途を覚える
材料(ガルバリウム鋼板、銅板、ステンレス板など)の特性を体感する
資材の運搬や清掃、職人の補助作業
脚立・足場での安全な動き方、熱中症対策など体力管理
目標:「言われる前に動ける」状態を目指すこと
簡単な曲げ、切断、穴あけ、ハゼ折り
展開図をもとに、材料をどう加工するかイメージする力
屋根の葺き方(立平葺き、瓦棒葺き、横葺きなど)や、外壁の張り方
雨仕舞い(防水納まり)を理解し、水の流れを読む力を育む
目標:「自分の手で一つの役物をつくれる」ことが大きな自信に
曲面への施工、狭所や高所での施工
美観と精度の両立:目地の通り・角度・仕上げの美しさを追求
材料の拾い出し(見積図からの数量確認)
他職種(大工、左官、塗装など)との連携と工程調整
目標:「図面から納まりを想像し、自分の判断で動ける」こと
どんな形状・条件でも正確・美しく仕上げられる加工力と施工力
「雨漏りさせない」「見た目を整える」ための確実な納まり判断
資材手配、後輩の指導、現場の進捗管理
クレームやトラブル時の冷静な対処
現場監督・設計士・施主からの「任せても大丈夫」という評価
一人前とは:技術を超えた“人間力”が伴って初めて成り立つ
一般的には3〜7年程度で一人前とされる
「教わる」から「考える」「教える」へと意識を変えていくことが鍵
失敗を恐れず、謙虚に学び続ける姿勢が何よりも大切
建築板金の道は、地味で過酷に思えるかもしれません。しかしその仕事には、一棟一棟に自分の技が刻まれ、何十年も建物を守り続けるという誇りがあります。
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